ハーマンの歴史

ハーマン初の鋳鉄ストーブ「オークウッド」と創業者ダン・ハーマン

 自分のために製作したストーブが、世界を席巻

ハーマンは、ペンシルベニア州でダン・ハーマン(Dane Harman)によって、1979年に創業しました。その頃、世界中で巻き起こった第二次オイルショックにより、暖房費がダンの家庭にも重くのしかかっていました。工業製品を製造する会社で溶接工として働いていたダンは、その技術を活かし自宅で使用するストーブを製作しました。ストーブはとても暖かく、友人や知人から賞賛を受けました。その話題は瞬く間に広がり、たくさんの注文が入るようになりました。1980年代に入ると初めてのショップを構え、様々な技術を開発して特許を取得し、EPAも難なくクリアしています。ハーマンの名前は広く知れ渡るようになり、会社の規模を大きくしたいダンは、1990年代に初めてのペレットストーブを製作販売します。さらにガスストーブ、暖炉へと取り扱うカテゴリーを拡大していきました。2000年代に入るとファイアドーム燃焼システムを開発し、オークウッドに搭載しました。その後に、オークリーフを発売します。2006年には工場を拡大して生産能力を大幅に増強。2007年11月にハース業界世界No.1のハース&ホーム テクノロジーズ社のグループに入り経営基盤を強化し、薪ストーブやペレットストーブを世界で販売できるルートを確保しました。

性能が最優先。価格ではない。

この言葉はロゴにも書かれており、ダンの製品作りに対する哲学です。ストーブは「高機能、高品質、頑丈」であること。使用していく中で、最も重要視すべき点、それを貫いてきました。ブランド名に「ハーマン」と自分の名前を付けています。自分の名前が付いているがゆえ、製品に対して責任を担う。製品がきちんと設計され、製造されていることが非常に重要になる。物作りに関わる責任を貫いています。その思いは、今でも一貫しています。ダンは現場主義をモットーに、設計から製造までを手がけ、スタッフとともにストーブ製造を行っています。2002年、ダンは長年の夢だったオール鋳鉄製の薪ストーブを開発しました。それまでは、鋼板製でデザイン的要素を取り組みにくく、歯がゆい気持ちでいました。鋳鉄であれば思いのままのデザインを描き、高機能で高品質、それに頑丈さも十分に引き出せます。審美性を兼ね備えたストーブで、ハーマンの名はさらに脚光を浴びることとなります。

主なラインナップ

オークウッド

オークリーフ